2004年10月23日
SEO(検索エンジン最適化)とは?
SEO(検索エンジン最適化)とは、GoogleやYahoo!、MSNに代表される検索エンジンにおいて、自社のWEBサイトに関連するキーワードやキーフレーズで検索した際に、検索結果の上位(通常、20位=2ページ目まで)に掲載させるために、WEBサイトを制作・調整していく手法のことです。
良くSEOと間違えられがちですが、オーバーチュア(Overture)や、アドワーズ(AdWords)などは、キーワード連動広告(有料リスティングサービス)のことを指し、検索エンジンに入力したキーワードやキーフレーズごとに関連したWEBサイトの広告を表示するサービスをいいます。
これは正確にはSEM(検索エンジンマーケティング)の一環で、SEOでは物足りない部分を補うための存在です。
実際にSEOを行うためにはHTMLやXHTML、CSSなどの技術的な知識の他にユーザビリティの知識、文書の構成・編集などが必要となります。GoogleではWeb マスターのための Google 情報として以下の内容が掲載されています。
デザインおよびコンテンツに関するガイドライン
- わかりやすい階層とテキスト リンクを持つサイト構造にします。各ページへは、少なくとも 1 つの静的テキスト リンクからアクセスできるようにします。
- サイトの主要なページへのリンクを含んだサイト マップをユーザーに提供します。サイト マップ内にリンクが 100 以上ある場合は、サイト マップを複数のページに分けます。
- 情報の充実した、役に立つサイトとなるように心掛け、ページのコンテンツを明確、正確に述べるようにします。
- ユーザーが自分のサイトを探すときに入力しそうなキーワードを考慮し、これらの用語がサイトに含まれていることを確認します。
- 重要な名前、コンテンツ、またはリンクを表示するときは、画像の代わりにテキストを使用するようにします。これは、Google のクローラが画像に含まれたテキストを認識しないためです。
- TITLE タグと ALT タグが、正しく内容を説明していることを確認します。
- 無効なリンクをチェックし、HTML を修正します。
- ダイナミック ページ (URL に "?" が含まれているページなど) を使用する場合、サーチ エンジン クローラによっては、静的ページと同じようにダイナミック ページをクロールするとは限らないことを考慮する必要があります。パラメータを短くしたり、パラメータの数を少なくすると、クロールされやすくなります。
- ひとつのページ内に含まれるリンクの数を適当な数に抑えます (100 未満)。
また、検索エンジンスパム(検索エンジン)についてはYahoo!のページ検索インデックスクローラーヘルプに以下のように掲載されています。
検索エンジンスパムとは?
- 検索する利用者をほかのページに転送するためだけに存在するページ
- 情報をほとんど公開していないにもかかわらず、自動的にまた大量に作られているページ
- サーチエンジンが付与する表示順のランクを人工的に上昇させているページ
- 検索する利用者に見えないテキストを使っているページ
- 過度な相互リンクを行い、サイトの認知度を不自然に上昇させているページ
要は、検索エンジン側が公表している検索エンジン最適化を簡単にまとめると、
「検索エンジン対策には構造的におかしくないHTMLやXHTMLなどで記述し、ユーザビリティに優れ、利用者の目的に沿った文章にしなさい。」ということなのです。